基礎知識

競艇の風の読み方 2026 ─ 追い風・向かい風・横風、 風速3m/4m/6mの見方

競艇の風の読み方を基礎から整理。 追い風・向かい風・横風でスタートとターンがどう変わるか、 風速3m・4m・6mという目安ライン、 直前情報のどこで風を確認するか。 「1コースが強い/弱い」 を風だけで決めつけない見方まで、 ユーザー目線でまとめる。

公開: 2026-08-24

競艇で出走表とモーター以外に必ず見ておきたいのが水面気象、 なかでも風だ。 同じ選手・同じ枠でも、 追い風か向かい風か、 風速が2mか6mかでレースの組み立てはまったく変わる。 しかも風は開催中も動くので、 前日の情報のままでは足りない。 ここでは風の見方を、 確認する場所 → 風速の目安 → 風向き別の傾向、 の順で整理する。

本記事は水面気象の一般的な傾向を整理した基礎知識コンテンツで、 「予想」 でも 「買い目」 でもない。 風の影響の出方は競艇場・季節・時間帯によって大きく変わり、 ここで挙げる傾向が常に当てはまるわけではない。 実際の風向・風速は必ず当日の直前情報で確認してほしい。

風はどこで確認するか ─ 直前情報の水面気象

風向・風速は、 BOAT RACE公式の直前情報 (展示航走のページ) に、 気温・水温・波高とセットで表示される。 ここが一次情報だ。 注意したいのは、 この数値が 「そのレースの直前に計測された値」 だということ。 デイの1Rとナイターの12Rでは条件がまるで違うし、 同じ日でも午後から風が入れ替わることは普通に起きる。

  • 風向 ─ 追い風 / 向かい風 / 横風 (右横風・左横風) のどれか
  • 風速 ─ 秒速 (m)。 水面の荒れ具合に直結する
  • 波高 ─ 風速とセットで見る。 風速が強くても波が立たない場もある
  • 水温・気温 ─ モーターの出方に影響する要素として一緒に表示される
風は展示航走の前後でも変わる。 展示のタイムや行き足が良く見えても、 本番で風向きが変わっていれば同じようには走らない。 「展示の印象」 と 「本番直前の風」 は分けて見るのが基本。

風速の目安 ─ 3m・4m・6mが分かれ目

風速には、 ざっくりした目安ラインがある。 3m以下ならほぼ平常運転、 4mを超えると波が立ちはじめ、 6m以上になると水面が明確に荒れる、 という整理だ。 数字そのものより 「どのゾーンに入っているか」 で見方を切り替えるとわかりやすい。

風速水面の状態見方の目安
〜3mほぼ平常。 波もほとんど立たない風より枠・選手・モーターの評価を優先してよいゾーン
4〜5m波が出はじめる。 ターンが流れやすくなる風向きの影響を織り込みはじめるゾーン
6m〜明確に荒れる。 スタートもターンも難度が上がる経験値・荒天への強さが効きやすいゾーン
一般的に語られる目安。 同じ風速でも競艇場・風向きによって水面の荒れ方は変わる。

強風時は安全面から開催そのものが中止・順延になることもある。 荒れた水面は選手にとってもリスクが高く、 「荒れれば大穴」 と単純に構えるより、 まず難度が上がっている状況だと理解しておきたい。

追い風 ─ スタートは行きやすい、 ターンは流れやすい

追い風はスタートラインに向かって背中から吹く風。 艇が押されるぶんスタートは行きやすくなる一方、 第1ターンマークではスピードが乗ったまま回ることになり、 ターンが流れやすくなる。 このため 「大外から一気にまくる」 形は決まりにくく、 内側の艇がそのまま押し切る決着や、 差しが効く展開に寄りやすいとされる。

ただし追い風でもスタートが揃わなければ関係なく展開は動く。 追い風=1号艇が堅い、 と機械的に決めつけるのは危険で、 あくまで 「まくりが決まりにくくなる方向の条件」 くらいに置いておくのが安全だ。

向かい風 ─ 伸びが止まり、 まくりのサイドが掛かる

向かい風は正面から受ける風。 スタートで艇が押し戻されるため加速がつきにくく、 インの艇も一気には出ていけない。 一方でターンでは風がブレーキのように働いてサイドが掛かりやすく、 外の艇がまくりを打ちやすくなるとされる。 結果として、 センターから外のコースが上位に絡む余地が広がりやすい。

風速が弱い (2m以下程度) 向かい風なら1コースの優位はさほど崩れず、 3mを超えてくると3〜6コースの出番が増える、 という整理をされることが多い。 ここでも 「向かい風だから荒れる」 ではなく、 「1コースの一本被りを疑う材料が増える」 という受け止め方をしたい。

風向きスタートへの影響ターンへの影響寄りやすい決着
追い風押されて行きやすいスピードが乗って流れやすいイン先行・差し。 まくりは決まりにくい
向かい風押し戻されて伸びにくいサイドが掛かって回りやすいまくり・まくり差しの余地が広がる
横風直接の影響は小さいとされる吹く向きで差し/まくりの効き方が変わる風向きしだいで一定しない
あくまで一般的に語られる傾向。 競艇場・風速・進入隊形によって結果は変わる。

横風 ─ 右から吹くか左から吹くかで決まり手が変わる

横風はスタート自体への影響は小さいとされるが、 ターンでは効いてくる。 右から吹くか左から吹くかで、 差しが決まりやすいのかまくりが決まりやすいのかが変わるからだ。 とくに風速3m以上の左横風では、 まくりを打った艇がバック側で風に押されて流れにくくなり、 3・4コースの動きが読みにくくなる、 といった見方をされる。

横風は追い風・向かい風に比べて語られる機会が少ないぶん、 見落とされやすい。 直前情報で風向を確認するときは、 「追い/向かい」 の二択ではなく、 横風のケースも頭に入れておきたい。

同じ風速でも競艇場ごとに出方が違う

風の影響は場によってまったく違う。 スタンドや周囲の建物が風よけになる場もあれば、 川や海に面していて風がまともに入る場もある。 江戸川のように潮の干満と風でうねりが出る水面、 平和島のように風向きで難度が跳ね上がる水面、 浜名湖のようにうねりが残りやすい水面 ─ 「風速4m」 の意味が場ごとに違うということだ。

だからこそ、 風は単独で見るより水質・地形とセットで見たい。 水質による走りの違いは水質ガイドで、 モーターの出方の見方はモーターガイドで整理しているので、 あわせて読むと風の効き方も掴みやすくなるはずだ。

「向かい風だから外が来る」 「追い風だからインで堅い」 といった一本化した決めつけは危険。 風はあくまで判断材料のひとつで、 進入隊形・スタート・モーター・選手の相性が絡んで結果が決まる。 カセジマでは的中率や回収率を保証するような情報は一切出していない。

まとめ ─ 風の見方の順番

  1. 直前情報で風向・風速・波高を確認する (前日の情報で判断しない)
  2. 風速が3m以下なら、 風より枠・選手・モーターの評価を優先
  3. 4m超なら風向きを織り込む。 追い風=まくりが決まりにくい方向、 向かい風=外の余地が広がる方向
  4. 横風なら、 吹く向きで決まり手の効き方が変わる点を頭に入れる
  5. 最後に競艇場の特性 (水質・地形・風の入り方) と重ねて判断する

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よくある質問

競艇の風はどこで確認できますか?

BOAT RACE公式の直前情報 (展示航走のページ) に、 風向・風速が気温・水温・波高とセットで表示される。 表示されるのはそのレース直前に計測された値なので、 前日や朝の情報のままで判断せず、 レースごとに確認するのが基本。

追い風と向かい風では何が変わりますか?

追い風は艇が押されてスタートが行きやすくなる一方、 ターンでスピードが乗って流れやすく、 まくりが決まりにくいとされる。 向かい風はスタートで加速がつきにくいが、 ターンでサイドが掛かりやすく、 外の艇のまくりの余地が広がるとされる。 いずれも傾向であって、 結果を保証するものではない。

風速は何メートルから荒れますか?

3m以下ならほぼ平常、 4mを超えると波が立ちはじめ、 6m以上で明確に荒れる、 というのが一般的な目安。 ただし同じ風速でも競艇場の地形やスタンドの位置によって水面の荒れ方は変わるため、 波高の表示とあわせて見たい。 強風時は安全面から中止・順延になることもある。

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