競艇の出走表の見方 2026 ─ 級別・勝率・モーター2連率・展示タイム、 どこから読むか
競艇の出走表 (番組表) に並ぶ数字の意味を、 初心者向けに項目ごとに整理。 級別と勝率、 全国勝率と当地勝率の違い、 モーター・ボートの2連率、 平均ST・F/L、 展示タイムとスタート展示まで。 読む順番と、 やりがちな誤読も添えて解説する。 断定や保証はしない。
レースを見るとき、 最初に開くのが出走表 (番組表) だ。 ただ初めて見た人にとっては、 数字が縦横にびっしり並んでいるだけの表に見える。 級別、 全国勝率、 当地勝率、 モーター2連率、 平均ST ─ どれも意味があって載っているのだが、 「どこから読めばいいのか」 が分からないと、 結局いちばん目立つ枠番だけ見て終わってしまう。 この記事では、 出走表の各項目が何を表しているのかと、 読む順番を整理する。
出走表はどこで見られるか
出走表はBOAT RACE公式サイト、 公式アプリ 「BOAT RACE オフィシャル」、 各競艇場の公式サイトで無料公開されている。 本場・場外発売所では紙の出走表も配られる。 前日〜当日朝の時点で選手・モーター・ボートの情報が出そろい、 レース直前に展示タイムやスタート展示の進入・STが追加される、 という二段構えになっている。
| タイミング | 分かること |
|---|---|
| 前日〜当日朝 | 枠番・選手・級別・勝率・モーター/ボート番号と2連率・今節成績 |
| レース直前 (展示後) | 展示タイム・スタート展示の進入隊形と展示ST・水面気象 |
| 締切直前 | オッズ (買われ方の集計。 締切まで動く) |
① 級別 ─ まず選手の地力を掴む
選手名の横に付いている A1・A2・B1・B2 が級別。 半年ごとの審査期間の成績で決まる4段階の区分で、 A1がトップクラスになる。 出走表を開いて最初に見るなら、 まずここでいい。 6人の級別の並びを見るだけで、 その番組が 「A1が1人だけの一般戦」 なのか 「A1が5人並ぶ準優」 なのかが一目で分かる。
ただし級別は半年単位の区分なので、 その日の調子までは表していない。 昇級直後の選手、 逆に降級圏で戦っている選手など、 審査期間の途中経過は級別の表示には反映されない。 「大枠の実力ライン」 として使い、 細部は勝率と今節成績で補うのが基本になる。
② 勝率 ─ 全国勝率と当地勝率は別物
勝率は着順を点数化した平均値で、 1着が10点、 2着が8点… というように加点され、 出走回数で割って出す。 数字が大きいほど上位に入っている割合が高い。 出走表には全国勝率と当地勝率が並んで載っていることが多く、 この2つは意味が違う。
| 項目 | 意味 | 見るときの注意 |
|---|---|---|
| 全国勝率 | 全24場を通した平均的な成績 | サンプルが多く、 地力の目安になりやすい |
| 当地勝率 | その競艇場だけの成績 | 出走数が少ないと数字が振れやすい |
| 2連率 / 3連率 | 2着以内 / 3着以内に入った割合 | 勝率より 「絡む頻度」 が分かる |
当地勝率が高い選手を 「この水面が得意」 と読むのは自然だが、 その場の出走が数走しかない場合、 たまたま良い枠が続いただけということもある。 数字の後ろにある出走回数まで見る癖をつけておきたい。
③ コース別成績 ─ 枠との相性
選手ごとのコース別成績 (1コース〜6コースそれぞれの成績) が出ている場合、 枠番との組み合わせで読み方が変わる。 イン戦の数字が突出している選手、 逆に外から攻める形で数字を残している選手 ─ 同じ勝率でも中身は違う。 決まり手の分布とあわせて見ると、 その選手が 「今日の枠で何をしたいか」 が想像しやすくなる。
④ モーター・ボートの2連率 ─ 機力の目安
選手情報の隣にモーター番号とボート番号、 そしてそれぞれの2連率・3連率が載っている。 モーターは各場が保有し、 節の初日に抽選で選手に配分される。 つまり 「その選手の持ち物」 ではなく 「今節借りている道具」 だ。 2連率はそのモーターがこれまで2着以内に入った割合で、 機力の大まかな目安になる。
- モーター2連率は、 使用開始からの累計。 節の途中で整備が入れば状態は動く
- 数字が低いモーターでも、 整備がハマって一気に化けることがある
- 逆に高い数字のモーターでも、 使う選手の乗り方と合わないことがある
- ボートの2連率はモーターほど重視されない場合が多いが、 荒れ水面では影響が出るとされる
モーターの数字は 「累積の実績」 であって 「今日の出力」 ではない。 当日の状態は展示タイムや周回展示の動きで補完する、 という順番になる。
⑤ 平均ST・F/L ─ スタートの構え
平均ST (平均スタートタイミング) は、 その選手のスタートの平均値。 数字が小さいほど早いスタートを切っている。 あわせて F (フライング) と L (出遅れ) の回数も載っており、 これはペナルティ歴を示す。
Fを持っている選手は次のFで長い斡旋停止になるため、 スタートを慎重に構えると言われることがある。 逆にFがない選手が勝負どころで踏み込む、 という見方もされる。 ただしこれは傾向として語られる話で、 個々のレースでそう動くと決まっているわけではない。
⑥ 展示タイム・スタート展示 ─ 当日の情報
レース直前になると、 展示タイム (周回展示での直線区間の計測タイム) と、 スタート展示での進入隊形・展示STが出走表に加わる。 ここが 「事前情報」 と 「当日情報」 の境目になる。 前日までの数字がどれだけ良くても、 当日の動きが伴っていなければ評価は変わる。
| 直前情報 | 読めること |
|---|---|
| 展示タイム | 直線の伸び。 ただし乗り方・気象で振れるため単独では判断しにくい |
| スタート展示の進入 | 枠なりか、 前付けがあるか。 進入が動けば買い目の前提が変わる |
| 展示ST | 本番でのスタートの構えの目安 (本番と同じとは限らない) |
| 水面気象 | 風向・風速・波高。 追い風/向かい風で有利なコースが変わるとされる |
読む順番 ─ 迷ったらこの順で
- 級別の並びで番組の格 (どのくらいメンバーが揃っているか) を掴む
- 全国勝率で地力、 当地勝率で水面との相性を見る (出走数もあわせて確認)
- 枠番とコース別成績を突き合わせ、 その選手が今日やりたい形を想像する
- モーター2連率と今節成績で機力の当たり外れを見る
- 平均ST・F/L でスタートの構えを確認する
- 展示タイム・スタート展示で当日の状態と進入を上書きする
- 最後にオッズを見て、 自分の評価と参加者全体の評価の差を確認する
ポイントは、 オッズを最後に置くこと。 先にオッズを見てしまうと、 人気の並びに引っ張られて出走表の数字が後付けの理由になりやすい。 出走表 → 直前情報 → オッズ、 の順番を崩さないほうが、 自分の見立てを保ちやすい。
やりがちな誤読
| よくある読み方 | 抜けている視点 |
|---|---|
| 当地勝率が高いから得意水面だ | その場での出走数が少なければ数字は振れる |
| モーター2連率が高いから機力上位だ | 累計値であって当日の状態ではない。 展示で確認する |
| 1号艇のA1だから堅い | 進入が動く可能性・水面気象・機力が反映されていない |
| 平均STが早いから今日も踏む | スタートは当日の判断。 F持ちかどうかでも構えは変わる |
| 展示タイムが1位だから伸びている | 乗り方・気象・計測区間の条件で振れる。 単独では決められない |
レースの読み方をもっと知りたい人へ
「出走表のどこを先に見るか」 「展示をどう受け止めるか」 ─ こういう見方の話は、 個別レースの買い目を配るのとは別物として、 LINEで普段からゆるくやり取りしている。 観察ポイントの話題が中心で、 個別の買い目相談には返信しないので、 そこは先に了承してほしい。
よくある質問
競艇の出走表はどこで見られますか?
BOAT RACE公式サイト、 公式アプリ 「BOAT RACE オフィシャル」、 各競艇場の公式サイトで無料公開されている。 本場や場外発売所では紙の出走表も配布される。 前日〜当日朝に選手・モーター情報がそろい、 レース直前に展示タイムやスタート展示の進入・STが追加される。
全国勝率と当地勝率はどう違いますか?
全国勝率は全24場を通した平均的な成績、 当地勝率はその競艇場だけの成績。 当地勝率は水面との相性を見る材料になるが、 その場での出走数が少ないと数字が振れやすい。 勝率の数字だけでなく、 母数となる出走回数もあわせて確認したい。
モーターの2連率は高いほうがいいのですか?
2連率はそのモーターが2着以内に入った割合で、 機力の大まかな目安になる。 ただし使用開始からの累計値であり、 節の途中の整備で状態は動く。 数字が低くても整備で上向くことがあり、 高くても選手の乗り方と合わないことがある。 当日の状態は展示タイムや周回展示で補って見るのが基本。
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